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黒柳徹子

黒柳徹子さんのワタシの、センタク。

今のワタシが出来上がるまでのいくつかのセンタク

  • 第1回:女優として、仕事における二つの大きなセンタク
  • 第2回:その選択が「その後の人生」を大きく変えた
  • 第3回:新しい、違う世界に飛び込んで知ったこと
  • 第4回:80歳の今、次なる大きな選択は?
黒柳徹子
女優、タレント、エッセイスト、ユニセフ親善大使。1950年代から『ヤン坊 ニン坊 トン坊』『若い季節』『夢であいましょう』などでラジオやテレビで活躍、NHK紅白歌合戦の司会を務めるなど、多彩な才能を発揮。テレビ朝日『徹子の部屋』は1976年から39年間続く世界的な長寿番組としてギネスにも登録されている。

第4回:80歳の今、次なる大きなセンタクは?

元気に明るく仕事をしなくちゃ
長生きした者の務めとして考え直したこと

これからのこととして考えているのは、『徹子の部屋』があと1年で40年、11年やったら50年なので、人の話もちゃんと聞けて、同じこと何度も言わないようだったら(笑)、一つのテレビ番組を50年やった人は世界にもいないので、面白そうだからやってみたいと思います。歩けるうちは、舞台も続けたいなと思っています。

年を取って活躍している方を見るにつけ、長生きする者の務めってあるんだな、と思いますねぇ。

人が見て、この人は年取ったけれど、元気に明るく仕事しているんだ、いいねぇ、と人様が思ってくれるような人生も悪くないかもしれない、であれば、自分の人生もそういう風に設計していかなくちゃいけないんじゃないか、と最近、思うようになってきたんです。

だからってこともないんですけれど、少しずつ生活も変えてるの。それまで私は“起き放題”で、好きな時間に寝ていましたが、この数年は、できるだけ午後10時から午前2時までの間に睡眠を取ることにしました。この時間帯に眠っていなくては、細胞の再生を促す成長ホルモンが自分のものにならないということが分かりましたので。

それまではねぇ、ニュースを観たり、原稿書いたり、仕事のファクスなんかを書いたり、朝の5時くらいまでずるずるずると起きてたんですけれど、今は家に帰ったら、靴脱いで、ハンドバッグ放り出して、お風呂入って、化粧を落として。寝るまで30分!

そして、午前2、3時に起きてまた、宿題とか仕事をするというわけ。そしたらね、いわゆる(成長ホルモンの)ゴールデンタイムに寝ていますから、まあはかどること、はかどること!「なぁんでこんなことしなくちゃいけないのかなぁ」なんて思わないで、ちゃっちゃっと仕事も終ります。そして二度寝します。長年の生活スタイルを変えたのは、大きなセンタクでしたね。

引退時期はマッチにおまかせ
人生最大のセンタクとなるかも?「死ぬ時のこと」

いつ引退するかというセンタクは、近藤真彦さんが私に言うということになっているから、それは心配していないの。

マッチが「黒柳さんくらいになると、誰も『もう引退したほうがいいんじゃないですか』って言ってくれなくて、そのためにずるずるとやってしまうから、僕が言ってあげる」と言われたので、じゃあ、お願いするわ、って言ってあります。

時々、「ねえ、黒柳さん」ってマッチに声掛けられると、「ええっ、もう?」って言うの。そうすると、イヤ違う、まだやってていい、って笑うんだけど。おかげさまできちんと寝ていることもあって、先日もクイズ(『世界ふしぎ発見!』)でパーフェクト2回も取りましたし、ふふ(笑)。

最後の大きなセンタクは、死ぬ瞬間だと思います。私、亡くなる時って「もう少し生きられそうだけれど、まあこの辺でいいかな」と感じて、自分で息を止めるんじゃないかしらと思っているんです。

私、何人もの友人をすでに亡くしていますけれど、その人達を見ていると何だかそういう気がするんですね。でも、役の上で死んだことはありますけれど、ほんとに死んだことはまだないので(笑)、そこのところは、本当はどうなるんだろうと、見極めたいな、と思っていますけれど。こんな、初めての経験はありませんものね。

いろいろと迷う時はありますけれど、何かをセンタクするとき、私は、人に迷惑をかけないかどうか、本当に自分の好きなことかどうか、そして自分が自由になれるかどうか、そんなことを軸にしながら決めています。

それから人と比べないことも大切。あの人のほうがきれいだわ、なんて言ってたらキリありません。自分のご主人と隣のご主人を比べたり、自分の子どもと隣の子どもを比べたりしないこと!

そしてもし、間違ったな、失敗したなというセンタクをしても、くよくよしないこと。母はよく私に「あなたは『反省』という言葉を私の胎内に忘れてきた」と言っていましたが(笑)、時が来ればたいてい、乗り越えられます。本当に明日は必ず来るんですから。

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